文字通り、9月のお彼岸の頃に咲くから「彼岸花」。別名「曼珠沙華(じゅしゃげ)」とも呼ばれる。
お墓参りの道中で、ひときわ鮮やかな赤い花を見て、祖先へ追慕の念を抱く人も多いだろう。
この彼岸花の名所が松戸にあるのをご存知だろうか。江戸後期の文政8年(1825)に創建された曹洞宗の寺院・祖光院。
仏教由来の名を冠す花と古刹はよく似合うが、先代の住職がこの花を好んだことがそもそものきっかけだという。
墓石や造園を手掛ける同市の石川園と協力し、平成5年から本堂の裏に花を植え続け、現在花の数は約30万株にも及ぶ。
木漏れ日に赤と白のコントラストが映え、実に妖艶な美しさを醸し出す。
【住所】松戸市金ケ作352
【交通】・電車/新京成線 「常盤平」駅より徒歩約10分 ・車/東京外環自動車道「松戸」ICより約30分 (P約30台)
※駐車場や境内では参拝 者の妨げにならないようご注意ください